泣き崩れる こんなときがくるんだなって思う...

お久しぶりです。

最近、北見、網走、女満別を忙しなく行き来している。

特養に入所していたお父さんが肺炎になり病院で終末期を迎えた。

病院から呼び出しがあり、お医者さんから治療経過の報告受けた。

薬を投与しても体がよくなろうとしてくれないのだ。

肺炎は投薬前と横ばいの状態で依然として水が溜まっていて、機能している僅かな肺で酸素を吸って呼吸を維持している。

食事や水分の栄養補給は点滴から、意思の疎通も随分難しくなっている。

ただ入院前よりも顔の表情は柔らかくなり落ち着いていて、苦痛からは解放されているように感じた。

今後の治療方針は再び家族の承諾がいるとのこと。

自発呼吸が難しくなった場合、延命治療(人工呼吸)をするか否かの判断を求められた。

即答はできなかった。

一旦持ち帰ってから返事をした。

人はいつか死ぬ。

それは分かっていても、やっぱり「こんなときがくるんだな」って思った。

後どのくらいの時間を、お父さんと一緒に過ごせるのかは分からない。

『儚いから美しいなんて命には当てはまらなくていい』

『慣れないから美しいんだねって笑いながらしぶとく僕は生きていたいよ願わくば一緒に』

涙して泣き崩れて、僕は今この美しい曲に救われている。

今年の夏を一生忘れることはないだろうなぁ。

いつまでもないと わかっていても
いつまでもあってほしい
僕は死ぬことが 年々怖くなってる
その弱さは 憎めないな

なくなるから 大事にするんじゃない
大事だから なくなれば 辛いんだろう

儚いから美しいなんて
命には当てはまらなくていい
慣れないから美しいんだねって
笑いながらしぶとく 僕は 生きていたいよ
願わくば 一緒に

いつまでもないと わかっていても
そのとき 涙は溢れるだろう
でも 僕は幸せが 年々怖くなくなってる
この心は 誇っていたいな

なくなるなら 気づきたくなかったかい
気づけたから 救われた 夜もあったろう

後悔が悪いわけじゃないんだ
その理由がいつも初めてならいい
慣れないから寂しいんだねって
笑いながら泣いて 泣いて 今更じゃなくて
今からどう生きるって 問い続けたいよ

人はいつか必ず 会えなくなるんだろう
今じゃないと 信じたい 伝えたい
油断じゃなく 願いだ

儚いから美しいなんて
命には当てはまらなくていい
慣れないから美しいんだねって
笑いながらしぶとく 僕は 生きていたいよ
願わくば 一緒に 生きていこうよ
儚くないんだよ
歪んでもいい 無様でもいい ごめん やっぱり思っちゃうよ
生きてこそって 生きていてって いてって